保育士の一人暮らしで貯金は貯まる?実家暮らしと比較してみた

保育士の一人暮らしで貯金は貯まる?

保育士の一人暮らしの貯金

 

  • 一人暮らしでかかる費用
  • 実家暮らしとの貯金額の比較
  • お金を貯めるコツ

をまとめました。

 

保育士の一人暮らしで貯金は貯まる?

保育士の給料では貯金は貯まりにくい

一人暮らしの貯金
保育士は、仕事の量の割に、給料がとても、安いと言われている、職業です。家賃や光熱費などを、払うと手元に残るお金はごくわずかになってしまい、貯金できる金額が、少なくなってしまいます。

 

仕事着の出費もかさむ

園で、指定のエプロンがある園もありますが、多くの園では、エプロンは、自分で用意します。何枚も必要になってきますので、出費になりますよね。

また、Tシャツなども子供達と関わる事で、伸びてしまったり、汚れてしまう事も。

自己負担で買い替える事が当たり前になっています。

 

教材を買う事も出費に

保育士は、持ち帰りの仕事が多いです。

園から作りたい材料を買ってもらえず、自分で買っている人も。

  • 制作物の材料が足りなくて自腹で買う

なんてことはよくある話ですね。

また、保育雑誌などは、壁面のサンプルもあり、月ごとの保育設定など、載っているので、毎月買っている方も多いです。
仕事の為の物だけれど、自分で買わなければならない物が多く、出費がかさみます。

 

保育士の一人暮らしでかかる費用

最低でも毎月11万以上

毎月の出費

家賃

家賃:4万5千円

家賃は手取りの1 /3に収めるのがいいとされています。給料が16万の場合、厚生年金など、引かれると、手取り12~13万になります。

その場合、家賃は約4万に収めるといいですね。家賃の他にも管理費や、共益費、車を使っている場合は、駐車場代も必要になります。

 

食費

食費:2万

食費の平均は一人暮らしだと、2万円が理想です。

給食がある園は給食費が、給料から天引きされる場合もあります。外食をすると高くなってしまうので、出来るだけ、自炊をしてみましょう。

一人暮らしをすると、一番最初に、節約する項目に入る、食費。でも、仕事が多く忙しいと、ついつい、外食やコンビニで済ませてしまいますよね。

でも、貯金をするなら、自炊が一番。毎日買い物をして、料理をするのは、大変なので、週末に買い物をして、作り置きをしておくといいですよ。

 

光熱費

光熱費:10,000円
  • 電気、ガスで7,000円

電気や、ガスは一人暮らしだと、長く家に居ないので、そんなにかかりません。

ですが、
エアコンをつけっぱなしにしないでおきましょう。電気毛布を使ったり、扇風機を活用するといいですよ。

電気、ガスなど、意外とかかる光熱費。工夫次第では、節約もできますが、やりすぎてしまうと、体調を崩したり、生活が乱れる事もあります。

まずは、自分が住みたい地域の、電気、ガスの基本料金を確認しましょう。

 

  • 水道料金:3,000円

水道料金は2カ月に一回請求が来ます。シャワーや洗い物の時に、水を出しっぱなしにする事は控えることが大切です。

お風呂のお湯を、洗濯につかったりなど、毎日の積み重ねが大事です。アパートによっては、水道代金が定額の所もあるので、探してみるのもいいですよ。

 

通信費

通信費:1万2千円

通信費は出来るだけ抑えたい費用ですね。今は格安プランなどもあるので、やり方次第ではグっと安くできますね。

アパートによってはWi-Fiが使えるアパートもありますので、検討してみるのもいいですね。

スマホなどは連絡手段の、必須アイテム。毎月のスマホの料金も考えなければなりません。

一人暮らしをしようと思うと、節約の為に、料金を見直し、安くする事も出来ますが、パケットがすぐに上限いっぱいになり、通信速度の制限がかかり、ストレスになってしまう事も。

自分に合った料金プランや、Wi-Fiをセットしましょう。

 

服飾費

服飾費:1万円

制服がある園だと服飾費はかかりませんが、自分でエプロンや、ジャージなどを揃えると、高くなってしまいます。

汚れてもいいように出来るだけ、安い物で調達しましょう。仕事着だけでなく、休みの日など出かける時の服装も、保護者に会う事も考えられますので、出来るだけ、清潔感のある服装を心がけましょう。

 

日用品

日用品:5,000円
  • 洗剤
  • トイレットペーパー
  • 歯磨き粉
  • ボディソープ、シャンプー
    ゴミ袋

など、細かな日用品は多いですね。

用品は生活には欠かせない物。
少しでも長く使えて、安い物を選びましょう。

 

医療費

医療費:5千円

一回の通院で、診断書や処方薬を貰うと、数千円はかかります。

毎月医師にはかかる事は無いですが、何かあった時に費用がかさみます。

保育士は、子供から病気をもらいやすいです。

通院後、診断書をもらって、園に提出をしなくては、いけない場合もあります。

通院一回で数千円かかり、診断書代も別途かかります。風邪薬でも、市販薬は痛い出費になりますね。日ごろからの自己管理も大事です。

 

交際費

交際費:1万円

恋人がいたり、友達や同僚との付き合いでかかる費用。

気晴らしの為に、出る費用として考えておくといいですよね。お金がかからない場所に、出かける工夫をしましょう。

 

実家暮らしの貯金と比較してみた

  • 貯金額には大きな差が出る

保育士の一人暮らしと実家の出費

  • 保育士1年目
  • 給料16万、手取り13万
  • 都内住まい

で計算しています。

 

一人暮らしの場合
  • 家賃…4万5千円。
  • 食費…2万
  • 光熱費…1万円
  • 通信費…1万2千円
  • 服飾費…1万円
  • 医療費:5千円
  • 日用品…5千円
  • 交際費…1万円

トータル出費=11万7000円
貯金毎月…1万3000円

 

実家暮らしの場合

 

  • 家賃…0円
  • 食費…1万
  • 光熱費…0円
  • 通信費…1万2千円
  • 服飾費…1万円
  • 医療費…5千円
  • 交際費…1万円
  • 家に入れるお金…3万

トータル出費=7万7千円
貯金 毎月=5万3千円

貯金の差額は毎月4万以上になります。

 

  • 実家に入れるお金の有無も重要

実家は家賃がかからない分、食費とは別途に、家にお金を入れる場合も、あります。家族で話し合いをし、食費だけでいい、食費も込みで5万入れてほしいなど、家庭によって違いはあります。

でも、一人暮らしをするよりは、出費も抑えられますね。

実家へ渡すお金がないなら、月8万円くらいは貯金に回せそうです。

 

  • 家賃、光熱費がデカい

家賃、光熱費、水道代だけで差額が5万5千円にもなります。1ヶ月で5万円も違うのは大きいですよね。家賃の出費が一番大きいですね。

実家に別途で、お金を入れる必要がない場合、自分の使う分の金額だけ出す場合は、もっと、差額が出ます。

家族に将来の事を考えて、貯金がしたいと、話をしておくことで、協力をしてもらえるかもしれません。家族のサポートがあると心強いですよね。

 

保育士で一人暮らししながら貯金するコツ

保育士の一人暮らしが貯金をするコツ

家賃補助を受けている園を探す

待機児童問題を解消するために、保育士の待遇を良くしようと、国や自治体で、様々な対策を取っています。

その中の一つに、一人暮らしの保育士の家賃を、補助する制度があります。東京都の場合だと、最大8万2千円の補助を受けられます。

毎月かかる固定費が少なくなるのは、ありがたいですよね。

 

積立金を利用する

給料から、毎月一定額の積立金をしている園もあります。

積立金は、自分で金額を設定できる園もあります。無理のない範囲で、積立金を活用すれば、少しずつ貯金が出来ていきますね。

 

職場に近いアパートを探す

通勤距離が長ければ、通勤手当も出ますが、手当で全てまかなえない事もあります。

電車通勤だったり、車での通勤になると、その分お金がかかってしまいます。出来るだけ、勤務地に近い場所を、選びましょう。

 

まとめ

  • 保育士の給料では貯金が貯まりにくい
  • 実家住まいは貯金がしやすい
  • 家賃補助を受けている園を探す

無理の無い範囲で節約をしたり、国や自治体の補助をうまく活用する事で、出費が抑えられます。園に問い合わせたり、自治体の補助を確認しましょう。

保育士の給料自体が上がれば、生活も助かりますよね。少しずつ待遇改善の動きが出ているようです。